一人ひとりの人生に寄り添う場所
毎日が“その人らしい”暮らしの場
啓光学園とは?
啓光学園は、知的障害のある児童・成人の方々が安心して暮らし、自分らしく生きることを支援する生活施設です。
児童(10名・18歳未満の方)と成人(40名)が入所し、学校への通学支援、生活支援と『生活介護(作業活動)』を中心に、日々の暮らしを大切にしたサポートを行っています。
日中の活動時間は、社会参加や成長の機会として、そして夜間や休日は穏やかな時間を大切にしながら、それぞれのライフステージに応じた支援を提供しています。

支援の基本姿勢:ライフステージに応じたケア
児童期から成人期へ
一人ひとりが年齢や発達段階に応じて、安心できる環境で成長していけるように支援します。
生活のリズムと喜びを大切に
日々の生活の中に、小さな楽しみや挑戦をちりばめ、「できた」の実感と自信を育みます。
個別性を尊重
利用者さんそれぞれの性格・特性に寄り添った支援を心がけ、穏やかで安定した生活環境を整えています。
施設長あいさつ
Greetings

「その人らしい暮らし」を支え続けるために
啓光学園は、知的障害のある児童と成人の方が、安心して暮らし、自分らしく過ごせるように支援する入所施設です。
生活支援や日中活動を通じて、一人一人のライフステージに寄り添い、成長や喜びを共に分かち合える場でありたいと願っています。
和田作業室や啓光ファーム、さくら作業所では、社会とつながる実感を大切にした活動にも取り組んでいます。
今後も、ご家族や地域の皆さまと協力しながら、誰もが安心して暮らせる環境づくりを進めてまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
令和7年4月
啓光学園 施設長
藤野 泰郎
生活支援
居住スペースは2階が男性、3階が女性に分かれて生活しており、プライバシーが守れるよう全室が個室となっています。




施設情報
施設名称 | 啓光学園 |
所在地 | 多摩市和田1717番地1 |
連絡先 | TEL:042-375-7303 FAX:042-375-7343 |
施設種別 | 福祉型障害児入所施設 障害者支援施設 |
利用者定員 | 児童 10名 成人 40名 |
一日の流れ

日中活動のご紹介
啓光学園では、利用者一人ひとりが自分のペースで参加できる作業活動を行っています。
社会的役割や達成感を持てるよう、スタッフが丁寧にサポートします。
和田作業室
敷封入・袋詰め・箱折りなどの軽作業を行います。
手順を覚えて黙々と集中する時間は、自己肯定感や集中力を育てる機会になります。
和田作業室全体図

施設敷地内にある作業室です。
成人の方を中心に20名程度の方が、表現活動や自立課題等に取り組まれています。
メモ帳(自主製品)

紙を裁断しボンドを使用しメモ帳を制作しています。
表紙では利用者さんの描いた
絵や貼り絵を使用し一冊一冊に味が出ています。

メモ帳の中身はこちらです。
利用者さんがセレクトされたスタンプが
押されており可愛らしさがあります。
コースター(自主製品)

布を使用したコースターを制作しています。
カラーバリエーションも豊富に揃っています。

くるみボタン(自主製品)

利用者さんの選んだ布や素材を使い
ボタンをくるみ、ヘアゴムの用途のある製品です。
ミサンガ(自主製品)

細糸を使用しミサンガを制作しています。
編み方やカラーバリエーションも
さまざまになっています。
輪織バック(自主製品)

麻ひもを使用した小さなハンドバックです。
完全ハンドメイドになり、
一つひとつ利用者さんの気持ちのこもった製品です。
木工マグネット(自主製品)

利用者さんの選んだ布や素材を使い
ボタンをくるみ、ヘアゴムの用途のある製品です。

ハンドメイド箒(自主製品)

コキア(箒草)を育て、冬に刈り取り、
乾燥させた後に箒に仕上げました。

木製器(自主製品)

天然木の器製品です。
桜の木を輪切りにし丹念な研磨と長期の乾燥をしました。
平面であるので汁物には向きませんが、
ステーキやサラダではインスタ映え間違いなしです。
リサイクル作業(和田ピロティ班)
施設内ででた缶ゴミの種別やペットボトルのラベル剥がし・分別等を行っています。
済んだものは地域のリサイクルセンターへ搬出しています。

散歩(外出)

日中の時間では
散歩やウォーキングする時間も意識しています。
施設周辺には大栗川があり、
鯉や野鳥の姿も…。散歩コースでは
人気のスポットです。

近隣の公園に出向き、自然に触れながら
ウォーキングすることもあります。
啓光ファーム(農園活動)
自然の中で土に触れながら、季節の野菜を育て、収穫し、出荷する活動です。
野菜の成長とともに、利用者の喜びや自信も育っていきます。
啓光ファーム(農園活動)
施設から徒歩15分ほどの場所にある農園です。夏をメインに季節の野菜を育てています。
収穫物は利用者さんが召し上がられたり近隣で販売を行っています。


土づくりから収穫まで、利用者さんも
積極的に参加されています。

春撒きでは、とっても立派な大根が収穫されました。
さくら作業所
個性やペースを大切にした、小グループでの多様な作業活動を実施。
「人との関わりがちょっと苦手」という方も、落ち着いて過ごせる安心の場所です。
さくら作業所(作業風景)
受注作業では、チラシにサンプルをつけて、ビニールシートに封入を行っています。


完了したものは、お世話になっている企業へ納品に行きます。

その他のトピック
温泉風呂
毎週水曜日は温泉風風呂を用意しています。
日中の時間を使い、のんびり過ごしていただくことをテーマにしています。
色味や香りも評判良く、利用者さんから大人気の活動です。

カラオケレクリエーション
毎週水曜日の午後を中心に、カラオケを行っています。
歌うことがお好きな方や体を動かす事がお好きな方、思い思いに楽しい時間を過ごされています。

生活の中で大切にしていること
- 清潔で落ち着いた住環境(プライバシーと安心感の両立)
- 一人ひとりに合った関わり方(過度な介入を避け、尊重する)
- 笑顔や会話を大切にした日常(喜びを共有する温かい雰囲気)
- 行事や季節のイベント(お花見・夏祭り・クリスマス会など、楽しみを共有)
働くスタッフより
「日々の関わりを通じて、少しずつ信頼関係が築けていく。その積み重ねが、この仕事の魅力です。」
「子どもから大人まで、長く関わることができる環境だからこそ、成長をともに喜べる場面がたくさんあります。」
すべての人に“その人らしい暮らし”を
啓光学園は、障害がある方の生活の場であり、日々の笑顔や挑戦が生まれる場所です。
私たちはこれからも、地域とつながりながら、すべての利用者が“自分らしく、豊かに”過ごせるよう支援を続けていきます。
アクセス
京王線聖蹟桜ヶ丘駅下車
バスターミナル京王バス①②⑨番のりばより3つ目の「一ノ宮」バス停留所で下車、徒歩3分。
よくある質問
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施設の利用を希望する場合、どうすればいいですか?
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まずは施設にご連絡いただき、空き状況等ご確認ください。その後、見学・面談のご予約をお願いいたします。その後、お住まいの自治体での支給決定手続きや利用契約を行います。
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どのような障害のある方が利用できますか?
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啓光学園では知的障害のある方が対象です。サービス内容によって対象となる障害種別や年齢などが異なるため、事前にご相談ください。
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料金はどれくらいかかりますか?
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障害福祉サービスは法定に基づく自己負担額(原則1割負担)があります。加えて、食費・光熱費・活動費などの実費が必要な場合もあります。
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ショートステイの利用日数に制限はありますか?
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自治体から交付される「受給者証」に記載された支給量の範囲内で利用可能です。急な事情でのご利用についても、可能な限り調整いたします。ただし、他の利用者様との兼ね合いで上限いっぱいにご利用いただけない場合もございます。
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どんな活動をしていますか?
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日中は軽作業・創作活動・レクリエーション・季節行事・ウォーキングなど、利用者のペースに合わせた活動を行っています。ご見学の際に詳しくご案内いたします。
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利用する際は、どんな方が支援(サポート)してくれるのでしょうか?
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社会福祉士や介護福祉士、保育士、看護師等の専門職員や経験豊富なスタッフにより明るくあたたかな職員がお待ちしております。
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送迎サービスはありますか?
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送迎サービスを実施しています。事前にお問い合わせください。
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医療的なケアが必要な場合でも利用できますか?
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状況にもよりますが、医療的なケアが必要な場合でも可能な場合があります。日常的な投薬や簡単な処置であれば対応できる場合もありますので、医師の指示書等をご持参の上ご相談ください。
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食事やアレルギーへの対応はありますか?
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専属の管理栄養士が監修した、栄養バランスの取れた食事を提供しています。アレルギーや食事制限がある場合は、事前にお申し出いただければ、できる限り対応いたします。
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啓光学園の生活はどんな雰囲気ですか?
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家庭的な雰囲気を大切にし、利用者一人ひとりが安心して過ごせるよう配慮しています。職員との関わりや他の利用者との交流を通じて、楽しく過ごせる環境づくりに努めています。
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家族との連絡や面会は可能ですか?
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はい、可能です。感染症対策などの事情で制限がある場合もありますが、原則としてご家族との連絡・面会は大切にしています。詳細、ご心配なことがあれば、いつでもご連絡ください。
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求人はしていますか?
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随時、職員を募集しております。詳しくはお問合せ下さい。